iPhoneのApple Configuratorを使うと、iOS 16以降を搭載したiOSデバイス、またはmacOS Monterey以降を搭載し、T2セキュリティチップまたはAppleシリコンを搭載したすべてのMacをApple School Manager、Apple Business Manager、またはApple Business Essentialsの組織に簡単に追加して、自動デバイス登録を利用できるようになります。
デバイス登録マネージャの役割を持つ組織の管理対象Apple IDでApple Configuratorにサインインすると、iPhoneのネットワーク設定を共有するか、デバイスにインストールする構成プロファイルを選択することで、追加対象のデバイスにネットワーク構成を渡すことができます。
デバイスを組織に追加するには、Apple Configuratorを実行しているiPhoneを、設定アシスタントに「Wi-Fi」パネルが表示されているiPhone/iPad、または設定アシスタントに「国または地域」パネルが表示されているMacに近づけて、イメージをスキャンするか、6桁のPINを手動で入力します。組織に追加されたデバイスは、Apple School Manager、Apple Business Manager、またはApple Business Essentialsの「Apple Configuratorによって追加」というMDMサーバプレースホルダに表示されます。それにより、管理者またはデバイス登録マネージャは、そのデバイスを自動デバイス登録のためにMDMサーバに割り当てることができるようになります。Apple Configuratorの状況ボタンを使用すると、組織にすでに追加されているデバイスのレポートが表示されます。
デバイスがこの方法で割り当てられて登録された場合、必須の監視やMDMの登録を含め、自動デバイス登録を使用して登録されたほかのデバイスと同じように動作します。唯一の違いは、組織、監視、およびMDMからデバイスを削除できる30日の暫定期間がユーザに与えられることです。